台北市立民権国民小学校と交流しました

7月4日(金)に、台北市立民権国民小学校の子供たちと教職員、保護者や市職員の方々が歌の森小学校を訪れ、子供たちと交流しました。

これまで、歌の森小学校の子供たちは、台湾のことを調べたり、歓迎するための文章を考えたり、それを英語にしたりと準備を進めてきました。交流が近付くにつれて気持ちも高まり、台湾の方々との交流をとても楽しみにしていました。

1・2年生は、児童玄関から体育館までの長い花道をつくり、台湾から来てくださった33名の方々を元気に出迎えました。

そして、4年生が準備をした歓迎の言葉やイラストが沢山貼られた体育館に、子供たちと教職員の大きな拍手で迎え入れました。

5年生は花のアーチでお迎えした後、司会進行をして交流会を仕切りました。

 

【プログラム1番】前期児童会会長の挨拶から始まりました。通訳の方が、中国語に訳してくださいました。

【プログラム2番】3年生による歓迎の踊りを行いました。はっぴを着て、迫力のあるソーラン節を披露しました。

【プログラム3番】台北市立民権国民小学校の弦楽団の子供たちが演奏をしてくれました。バイオリン、ヴィオラ、チェロの3つの弦楽器をつかって、3曲披露してくれました。

1曲目は台湾民謡の「四季紅」でした。弦楽器の優雅で美しい音色が会場を包み込みました。日本にも民謡があるように、台湾にも民謡があるということを子供たちは知り、台湾の文化に触れることができました。

2曲目は「ラデツキー行進曲」でした。誰もが聴いたことのある軽快なメロディで、会場全体に大きな手拍子が響き渡りました。

3曲目は「スーパーマリオブラザーズのテーマ曲」でした。世界中で人気のあるゲームのテーマ曲で、会場はとても盛り上がりました。子供たちは、喜びと同時に、弦楽器の華麗な演奏に圧倒されていました。音楽に国境はないという言葉をよく聞きますが、その瞬間を台湾・日本の子供たちが見せてくれたように感じます。

【プログラム4番】歌の森小学校の子供たちから歌のプレゼントをしました。歌は、七夕の時期にちなんで「ほしまつり」でした。台湾の子供たちには、台湾語に訳した歌詞を見てもらいながら聴いていただきました。子供たちは元気な歌声で「ありがとう」の気持ちを伝えることができたと思います。

【プログラム5番】贈り物交換をしました。射水市からは木象嵌のコースターを贈呈しました。台北市からは、記念の盾やポストカード、素敵な柄の手作りの巾着袋などをいただきました。ありがとうございました。

【プログラム6番】日本と台湾の子供たちでジャンケン列車をしました。5年生の子供たちが前へ出てルールを説明しました。計458名で行ったジャンケン列車はとても盛り上がり、長い列車がいくつもできました。日本と台湾の子供たちは、とても近い距離で交流することができ、笑顔が沢山見られました。

【プログラム6番】最後は校長先生の挨拶で締めくくられました。通訳の方が中国語に訳してくださいました。

 

この後、台湾の子供たちは6年生の教室に移動し、アクティビティをして交流を深めました。簡単な英語を用いてやりとりをして、「英語で他国の人とやりとりできた」という喜びを味わうことができました。そして、給食も一緒に食べました。

 

短い時間でしたが、とても盛り上がり、楽しい交流の時間になりました。

この日のことは、子供たちの心にずっと思い出として残り続けると思います。子供たちからは、「また交流をしたい。」や「もっとお話したかった。」などの声があがりました。国や文化は違えど、双方の子供たちに国境を越えた笑顔が沢山見られ、温かい気持ちになりました。この日の思い出が、日本や世界のことをもっと知りたいと興味をもつきっかけになってくれると嬉しいです。

台湾から来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。